第112会期 
1セッション

下院決議案 H. RES. 333

日本政府が、太平洋戦争時の全ての米元捕虜に公式謝罪し、生存する退役軍人、家族、子孫のために2010年、日本招待プログラムを設立したことを、歓迎し称える。

下院

2011年6月24日
 

Mr. HONDA (for himself, Ms. MCCOLLUM, Mr. COHEN, Mr. FALEOMAVAEGA, Mr. FILNER, Mr. ISRAEL, Mr. AL GREEN of Texas, Mr. BILBRAY, Mr. HINCHEY, Mr. NADLER, Mr. CICILLINE, Mr. YOUNG of Florida, Mr. MORAN, Mr. PLATTS, and Mrs. DAVIS of California) が、以下の決議案を提出し、外交委員会に付託された。 


決議

日本政府が、太平洋戦争時の全ての米元捕虜に公式謝罪し、生存する退役軍人、家族、子孫のために2010年、日本招待プログラムを設立したことを、歓迎し称える。

アメリカ合衆国と日本は60年以上に渡って建設的で成功した平和を享受し、両国・アジア太平洋地域・そして世界にとって極めて重要な、堅固で重大な同盟関係を育くんできた。;

米日同盟は、共通の利益と責任、価値観、政治的経済的自由・人権・そして国際法への共通の支援に根ざしている。;

米日同盟は、日本の防衛と民主主義に尽くす米軍兵士の貢献と犠牲によって維持されてきた。;

1941年12月7日から1945年8月15日までの太平洋戦争は、戦闘員・非戦闘員を問わず大きな被害と苦難を与えた。;

その中でも、大きな苦難と犠牲を強いられたのは、太平洋戦争中に日本帝国軍に捕われた米軍の兵士達であった。;

多くの米捕虜は、残虐で非人道的な状況下に置かれ、強制労働を課された。;

米議会調査室によれば、約2万7千人の米捕虜が日本帝国軍によって拘束され、その40%近くが死亡した。;

全米バターン・コレヒドール防衛兵の会とそれを受け継いだ次世代の会は、太平洋戦争中に捕虜として日本帝国軍に捕われた何千人もの米退役軍人を代表し、これまで休むことなく尽力してきた。;

2009年5月30日、全米バターン・コレヒドール防衛兵の会最後の年次総会において、藤崎一郎駐米日本大使により、日本政府からの正式謝罪が次のように伝えられた。「本日は皆さまに、この問題に関する日本政府の立場をお伝えしたい。日本の複数の元首相がこれまで繰り返し発言してきたとおり、日本人は、過去を見つめ歴史の教訓を学ばなければならないことを、心に刻むべきです。私たちは、私たちの国が、フィリピンのバターン半島、コレヒドール島そしてその他の地で悲劇的な体験をなさった捕虜を含む多くの人々に、多大の損害と苦痛を与えたことに、心からのお詫びを表明いたします。」;

2010年、日本政府は、外務省を通じて米元捕虜とその家族或いは付き添い介護者を日本に招待し交流と友好をはかる、記憶と理解のための新しいプログラムを初めて設立した。

2010年9月12日から2010年9月19日の間、家族のメンバーに付き添われた6人の米元捕虜と捕虜の子孫2人が、日本政府による第一回日本/米元捕虜友好プログラムに参加した。;

日本の岡田克也外務大臣は2010年9月13日、日本政府を代表し次のように述べて、全ての米元捕虜に謝罪した。 「皆さんは太平洋戦争中に日本軍に捕われ、非人道的な扱いを受けて大変なご苦労をされました。日本政府を代表し、そして外務大臣として、心からお詫び申し上げます。」

岡田外務大臣は、元捕虜と日本人との交流が、「過去に対する彼らの苦い思いを葬り去り、日米間によりよい関係を作るための転機になること」  を期待すると、発言した。;

福山哲郎内閣官房副長官は2010年9月13日、彼らが体験した「計り知れない損害と苦痛」 に関して、米元捕虜に謝罪した。;

第一回日本・米元捕虜友好プログラムの参加者は、日本の政府と人々から受けた親切と歓迎に感謝し、岡田外務大臣と福山官房副長官からの謝罪を、歓迎した。;

参加者は、日本政府が、訪問と友好のこのプログラムを継続し、記憶・記録・教育のためのプロジェクトを支援するよう拡大することを、勧めている。 そして

米元日本軍捕虜は今に至るも、戦争行為を維持し利益を得るため、ジュネーブ第3条約に違反し、無慈悲な状況下で彼らを酷使した日本の私企業の後継会社からの、謝罪と追悼を待ち続けている。それ故決議する。

下院は―

(1)        日本政府が、太平洋戦争時の全ての米元捕虜に公式謝罪し、生存する退役軍人、家族、子孫のために2010年、日本招待プログラムを設立したことを、歓迎し称える。

(2)        日本帝国の戦争犯罪に関する歴史的謝罪に向けての、日本政府の近年の努力に感謝する。

(3)        日本政府が、和解と理解のための新しい日本/米元捕虜友好プログラムを継続し、日本帝国の捕虜の歴史に関して一般市民や学生を教育するため、それを拡大することを依頼する。

(4)        日本政府が米元捕虜の願いと心情を尊重し、米捕虜を使用した日本の私企業の後継会社が政府を見習って誠実な謝罪をし、彼らの犠牲と強制労働を認める末永い記憶と和解のためのプログラムを支援するよう要請することを、依頼する。

(5)        太平洋戦争時の米捕虜を支援するためになされた米国務省の仕事を認める。

(6)        全米バターン・コレヒドール防衛兵の会会員そしてその次世代の、正義と恒久平和追求のための粘り強さ・献身・そして愛国主義を称える。